舞台『ハリーポッターと呪いの子』の本公演が2022年7月8日に始まりました!
プレビュー公演が、2022年6月16日から行われていて、幸運にも、6月22日の公演(夜の部)を観ることができました。
実際に私が観劇した感想を中心に、本公演がスタートしたことで聞こえてくる、新たな皆様からの感想レポを少しずつ追記しながら、舞台『ハリーポッターと呪いの子』の魅力をたっぷりとお届けしようと思います!
※ネタバレも含まれますので、ご注意くださいね。
ハリーポッター役の藤原竜也さんは、当初2022年9月末までの出演となっていましたが、2023年6月から再度出演されることになりました!https://tomato-journal.com/new-harry/
■ハリポタ舞台感想:キャスト編
■ハリポタ舞台感想:演出編
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ハリポタ舞台感想:キャスト編
まずは、率直な感想!
『超ヤバい!!!』
もちろん、いい意味での『ヤバい』です。
今まで観てきた舞台の中でも、ダントツで良かったです!
記憶が薄れる前に、出来る限り詳細に、レポートさせていただきます。
※すべて、個人的な感想ですので、ご理解いただけたらと思います。
今回の舞台では、ハリーポッター役はトリプルキャスト、その他のメインキャストの皆さんはダブルキャストの方もいらっしゃいます。
私が観た6月22日の出演者さんは以下の通り。
(全員は書いていません、ごめんなさいね!)
★ハーマイオニー・グレンジャー:早霧せいな
★ロン・ウィーズリー:竪山隼太
★ドラコ・マルフォイ:宮尾俊太郎
★ジニー・ポッター:馬渕英里何
★アルバス・セブルス・ポッター:福山康平
★スコーピウス・マルフォイ:斉藤莉生
★ローズ・グレンジャー・ウィーズリー:橋本菜摘
★デルフィー:岩田華怜
★嘆きのマートル:美山加恋
★マクゴナガル先生:榊原郁恵
ハリーポッター:藤原竜也
まず、この人が舞台にいるだけで、空気が変わる。
立ち姿が美しい!
そして、声がストレートにこちらまで届く!
魔法界でも、リアルな人間界でも、超有名人である「ハリーポッター」は、映画でハリーを演じたダニエル・ラドクリフのイメージがとっても強いですよね!
ですから、今回ハリーを演じるお三方が、どのように役に挑まれているのか、とても興味がありました。
でも、スタートから、もう藤原竜也さんは「ハリー」でした!
9月7日NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に藤原竜也さんが登場されましたので、もしまだ舞台を観ていない方にも、藤原竜也さんのハリー役にかける思いが伝わったのではと思います。
残念ながら、藤原竜也さんのハリーポッターが観れるのは、2022年9月末まで!
⇒ 2023年6月から、再びハリーポッター役として出演されています!
藤原竜也、舞台『ハリー・ポッター』にかけた覚悟と稽古場に充満する“強烈なにおい” https://t.co/6JyXJPDzvs pic.twitter.com/Vp2DP3NtsJ
— kokone (@KokoneDaniel) June 20, 2022
息子アルバスとの関係に苦悩するハリー。
そして、目の前で自分の両親が非業の死を遂げる様を見届ける場面の演技には、泣かされました!
子供時代のハリーって、決して優等生じゃないですよね。
完璧な人格者としては描かれていません。
今回の舞台では、ハリーはもう立派な大人ですが、子供の頃から抱えているハリーの弱さも含めて、リアルな「人間・ハリーポッター」が描かれていて、藤原竜也さん自身がまさにハリー本人なのではと思っちゃうくらい、重なって見えました。
藤原竜也さんが実生活でも「パパ」になられたことも、この役を深めることにつながっているかもしれませんね。
さらに特筆すべきは、死してなおハリーに影響を与え続ける「ダンブルドア校長」との関係性。
原作小説や映画でも、ハリーに幼さが残る頃から「死の秘宝」に至るまで、この2人の関係が描かれていますが、舞台でもさらに2人のやり取りが描かれます。
この2人と、藤原竜也さんと演出家・蜷川幸雄氏との関係と重なるのが「超エモい!」ですよね。
同じく、死してなお藤原竜也さんに影響を与え続ける蜷川幸雄さんは、今回のハリー役をどんな気持ちで天国から見守ってくださっているのでしょうか。
息子アルバスと、心が通じるようになってかわす会話での「鳩がキライ」発言と、それに対するアルバスの答えが秀逸(笑)
でも、これはアドリブ?
日によって違うのかも?
皆さん、聞き逃さないでくださいね!
ハーマイオニー・グレンジャー:早霧せいな
正直に言うと、今回のキャストの中で、観劇する前の時点で「ビジュアル的にちょっとイメージがしっくりこないかも」と思っていたのが、ハーマイオニーでした。
早霧せいなさんは、皆さんご存じの通り、元宝塚の男役だった大スター!!!
演技はもちろん素晴らしかったし、大人になっても、どこかハーマイオニーらしい“優等生ぶり”がにじみ出ていて、実際に拝見させていただいたら全く気にならなくなったのですが、何となく私の中のハーマイオニーのイメージとはちょっと違ったのでしょう。
私は、ハリーポッターシリーズの原作小説の良さは、「挿絵」がほぼないことだと思っています。
映画を見てしまった以上、ビジュアルに関しては想像の余地がなくなってしまったのですが、それでも最初に原作を読んだときに各自が頭の中で作り出した人物像は、とても大事にすべき思い出です。
私の頭の中で描いていた「大人になったハーマイオニー」が、やけにリアルなところまで詳細に作りこまれていたせいで、違和感を感じたのかもしれませんね。
これは、早霧せいなさんが良い/悪いということではなく、私の頭の中にあったハーマイオニーのイメージと違っていた、というだけのことです。
いよいよ本日18時15分より、
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」、
プレビュー公演がスタートです!
早霧のハーマイオニー姿をぜひ劇場でご覧ください🧙♀️🪄#舞台ハリポタ #呪いの子 pic.twitter.com/4ZTXaMJUEn— 早霧せいな STAFF (@SeinaSagiri) June 16, 2022
過去の場面で、ローズ役の橋本菜摘さんが、学生時代のハーマイオニー役をされていますが、そちらはイメージ通り!
この「イメージ」というのは、まさに私の頭の中のローズ像。
そして、あの橋本菜摘さんが、成長して大人になったら早霧せいなさんになる?!
ちょっと、そこがつながりにくい?!と感じたのも事実です。
橋本菜摘さん→早霧せいなさんへの変化(成長?)がイメージしにくかったことが、私が感じた「しっくりこない」原因の一つなのかもしれません。
ダブルキャストの中別府葵さんがハーマイオニーを演じられる場合はどんな風に感じるのか、そちらも楽しみです。
早霧せいなさんも、楽しんで演じているように見えました!
ロン・ウィーズリー:竪山隼太
ロンは、今回のキャストの中でも、かなり上位ランキングで気に入った一人です!
竪山隼太さん、めっちゃロンでした!
ハリーも、ハーマイオニーも、お堅い職業に就いているのに、良い感じでロンは脱力系で、お笑い担当ぶりも、竪山隼太さんにぴったり!
妹であるジニーとの掛け合いもすっごく良かった!
#ハリポタ#呪いの子
プレビュー初日。やっとお客様に観ていただけて本当に嬉しいです。高レベルでぶっちぎりで面白い舞台でしょう?ロン・ウィーズリーを改めてリスペクトした初日でした!
この生の演劇が沢山の人に届きますように! pic.twitter.com/xNKoivaxtB— 竪山隼太 (@hayata_tateyama) June 16, 2022
竪山隼太さんの、コミカルで表情豊かな演技は、まさにロンにピッタリ!
ドラコ・マルフォイ:宮尾俊太郎
宮尾俊太郎さんのドラコは、もうルシウスそのもの!!!
ドラコが成長して、大人になって、パパそっくりになった!と納得しちゃいました。
これは、映画の中のルシウス像に似ているからこそ!
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過去には色々あった、ハリーとドラコ。
今でも喧嘩口調の二人ですが(実際に白熱した喧嘩シーンもあります!)なんだかんだいって、和解して仲良く?!している感じで、掛け合いもテンポよく、良かったです。
そして、終盤の、息子スコーピウスと『ハグするのか?しないのか?』の微妙なやりとりも、コミカルで良かったです!
絶対に見逃さないでくださいね!
ジニー・ポッター:馬渕英里何
ジニーも、めちゃくちゃイメージ通り!
ハリーと結婚し、子供を育てていくなかで、少しづつ肝っ玉母ちゃん化していって、実母であるモリーに似てきて、めちゃくちゃリアルな「母ジニー」でした。
金髪ボブのヘアースタイルのせいもあると思いますが、ところどころ、松嶋 尚美(オセロ)に見えて仕方なかった(笑)
兄・ロンとの掛け合いも、兄弟ならではの遠慮のない物言いで、場を沸かせてくれました!
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』ジニー・ポッターを演じるのは、#馬渕英里何 さんと #白羽ゆり さんです📝
ジニーは、プロ・クィディッチ選手を引退し、現在は「日刊予言者新聞」のスポーツ編集者です。#舞台ハリポタ #呪いの子 pic.twitter.com/EOOZULHx2j
— 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』 (@hpstagetokyo) January 24, 2022
アルバス・セブルス・ポッター:福山康平
愛すべきアルバスを、イメージ通りに演じてくれて、感謝です!
偉大な父親を持ったことで、大きなコンプレックスに悩んでいるアルバス。
人付き合いも苦手で、ネガティブ志向で、自己肯定感が低いアルバスですが、実はパパであるハリーもそんな面がある少年でしたよね。
心の中にあれこれ抱えて、がんじがらめになっているアルバスを、見事に演じてくれました!
スコーピウスとの掛け合いも最高!
アルバスも、スコーピウスも、お互いに影響を与え合い、高めあっていく様がとても良かったです。
プレビュー初日無事終了!
ローブを着て写真を撮る人達を横目に劇場入りした嬉しい朝。客席からも皆さんのハリポタ愛がビシビシ伝わってきました!
暖かい声援と拍手を頂き、清々しい気持ちのカーテンコールを迎えることができました😊
ありがとうございました!#舞台ハリポタ#呪いの子 pic.twitter.com/FOfGlwi7Pn
— 福山康平 (@kohei_fukuyama) June 16, 2022
スコーピウス・マルフォイ:斉藤莉生
私が、今日一番好きになったのは、スコーピウス!!!
斉藤莉生くんは、この舞台がデビュー作って、信じられない!
そんな彼を今日見れて、これがどんなに幸せなことなのか、今よりも、後々実感するんだと思います。
左側が、斉藤莉生くんで、右側がアルバスを演じた福山康平くんです。
今日は久しぶりの夜公演!
無事に通すことができました。一安心。
本日もありがとうございました!しっかり休んで明日の昼公演に臨みたいと思います!
↓昨日、莉生と2人で取材して頂きました〜アルバスとスコーピウス!#舞台ハリポタ#呪いの子 pic.twitter.com/mNtDUUnPhr
— 福山康平 (@kohei_fukuyama) June 22, 2022
最初の場面で、アルバスとスコーピウスが友達になろうとするのを、ローズが邪魔しようとしますが、それでも惹かれあう?二人。
そこから、お互いに唯一無二の親友になっていくのですが、スコーピウスの成長ぶりが凄まじい!
アルバス以上に、自分を卑下して自己肯定感を持てずにいたスコーピウスが、色んな事件に巻き込まれ、冒険をし、少しずつ成長していくにつれて、表情が、目の輝きがどんどん変わっていく!
その成長の様子を、しっかりと演じてくださっていて、とっても好感が持てました!
ローズ・グレンジャー・ウィーズリー:橋本菜摘
ローズ、めちゃくちゃ可愛かった!
小柄なのも、とってもキュートで、表情豊かで!
母親であるハーマイオニーよりも、父親であるロンの血の方が多く引き継がれている設定?!
お世話好きで、ちょっとお節介っぽいのは、母親譲りかな?
過去の場面での、ハーマイオニー役もすごくイメージ通りで良かったです。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』ローズを演じるのは、#橋本菜摘 さんです。
ローズは、ロンとハーマイオニーの長女。アルバスとスコーピウスと同級生です。#舞台ハリポタ #呪いの子 pic.twitter.com/cyB5NRX4ev
— 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』 (@hpstagetokyo) January 28, 2022
デルフィー:岩田華怜
今回の舞台のキーパーソンの一人、デルフィー!
前半部分と、本性が分かった後半とでは、同じ人なの?と思うくらい表情が変わって、演じ分けているのが素晴らしかった!
ストーリー分かってて観てるはずなのに「えー、うっそー!!!」と思わせてくれました。
何よりも「目力」が半端ない!!!
途中で豹変してからの、彼女が抱える心の闇が、とっても切なくて、同情してしまいます。
繊細な心の動きを、丁寧にまっすぐ演じてくれているのが伝わってきます。
ワイヤーアクションも多めですが、しっかり決まってましたね!
悪役なようで、完全に悪役にはなりきれない、そんなデルフィーが、めちゃくちゃかっこよかったです。
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」にデルフィー役で出演します。
小さい頃から大好きだったハリーポッターの世界の登場人物になれるなんて、夢みたいです。
約一年のオーディションを乗り越え掴んだこのチャンスを開花させられるよう、精一杯努めます。
お楽しみに🤗#舞台ハリポタ #呪いの子 pic.twitter.com/KRgkSt02hA— 岩田華怜 (@karen0513_) January 22, 2022
嘆きのマートル:美山加恋
マートルも、原作や映画のイメージそのもの!
そのものすぎて、びっくりでした!
舞台装置も本当に水が流れていましたし、まさにあの「女子トイレ」でした!
さらっとやってるように見えますが、あの手すり?の上での演技は、器械体操をやっているかのような、実はとても力がいるキツイ動きなのでは?
あれは、相当練習というか、訓練というか、が必要だったと思いますし、その上でのあの表情豊かな演技!
短い出演時間かもしれませんが、しっかり存在感がありました!
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』嘆きのマートルを演じるのは、#美山加恋 さんです。
嘆きのマートルは、ホグワーツにいるゴーストです。#舞台ハリポタ #呪いの子 pic.twitter.com/3LKGW4lvbK
— 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』 (@hpstagetokyo) January 28, 2022
しかし!
『短い出演時間』と思いきや、実はこの舞台中に何人もの役を掛け持ちしている美山加恋さん!
キャストブックを端から端までチェックしてこなかったことを猛省しております(涙)
『衣装&カツラのチェンジ数がキャスト内最多』!!!
これは、もう一度、必ず観に行かなきゃ、ですね!
本日も #舞台ハリポタ
12時15分〜です🪄ロビーにはキャストブックがあるので、チェックしてみてください!
…そう実はマートルだけじゃなくて色んなところに出ています
衣裳&カツラのチェンジ数がキャスト内最多なんです、いぇい✌🏻
探してみて下さいね☺︎! pic.twitter.com/8odhpZPKW7— 美山加恋 (@karen_miyama) June 19, 2022
マクゴナガル先生:榊原郁恵
郁恵ちゃん!
とっても素敵なマクゴナガル先生、そしてアンブリッジ先生でした!
映画のマクゴナガル先生は、長身で、ちょっと堅物?のようなイメージですが、榊原郁恵さんはとても小柄で、でもかえってそれがキュートで、愛すべきキャラになっていました。
まだプレ公演中ですし、緊張の中、演じていらしたかもしれませんが、特にアンブリッジ先生役は楽しんで演じているように見えて、こちらもニヤニヤしちゃいました!
衣装や、ピンクのコーヒーカップとか、小道具も素敵でした。
榊原郁恵さんのご主人である俳優・渡辺徹さんが、2022年11月28日に亡くなられました。
渡辺徹さんは、郁恵さんのこのチャレンジを心から応援されていました。
舞台が始まってからは、キャスト・スタッフにお弁当を差し入れされたことも。
心よりお悔やみ申し上げます。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』マクゴナガル校長を演じるのは、#榊原郁恵 さんと #高橋ひとみ さんです。
ホグワーツ魔法魔術学校の校長です。#舞台ハリポタ #呪いの子 pic.twitter.com/mjo9V6r5Lz
— 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』 (@hpstagetokyo) January 30, 2022
その他
「その他」と括ってしまうのは本当に申し訳ないのですが、特に印象的だったキャストについて、コメントさせてください!
とっても印象的だったのは、ディメンター!
マジ怖かった!舞台上だけでなく、客席の上にも飛んでいて、空間全体に「冷気」が漂ってくる感じ!そして、最後の方で出てくるヴォルデモー!
藤原竜也さんがだんだんヴォルデモー化していくところは、ゾクゾクしました。
本物のヴォルデモーが、舞台から客席に降りて、ハリーの両親のもとへまっすぐ歩いていく様は、彼の狂気を現していたし、その後の演出も印象的でした。注意:こちらの舞台の中では、ヴォルデモートは「ヴォルデモー」と呼ばれていました!最後の「ト」を発音しません!
「組み分け帽」は、映画では帽子そのものでしたが、今回の舞台では、擬人化して表現されています。
イギリスらしいイメージのちょっとクラッシックなスーツを着て山高帽子を被った「組み分け帽」。
擬人化するという演出そのものは、賛成なのですが、映画の影響と一般的な「魔法使いの帽子」のイメージから、帽子は「山高帽」ではなく「とんがり帽子」が良かったかな。
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「組み分け帽」は、絶対にこのタイプですよね?↓↓↓
東京駅のマホウドコロ行ってきた🧙🏼♀️
組分け帽子かぶっていいかわからなくてちゃんとかぶれなかったヨ🤠<マグル!明日は夢のたろちゃん丸とはじめまして!楽しみすぎるドキワク服決まらないやばい💞 pic.twitter.com/PJ3A3FY7Fd
— 初恋🫖 (@hatsukoi_hp) June 27, 2022
額縁の中でのご出演でしたが、典型的なハリーポッターの世界観を象徴する演出で、もはや本当にこんなことが現実にあるかのように、やけにリアルに存在していましたね。
額縁からの去り際に見せる背中が、原作や映画のダンブルドア校長と同じで、最後まで言わずに、余韻を残して立ち去ることでハリー自身に答えをみつけさせる。
そんな「背中」の演技にもしびれました。
車内販売のおばあちゃん魔女が、あんなに迫力満点で迫ってくるとは(笑)
カートを押しながら、特急列車の屋根にまで上ってくるとは思いませんでした!
爪がシャキーンと伸びる演出も、気が付けば特急列車の屋根という魔法のような演出も、本当にびっくりさせられました。
出演時間は短いかもしれませんが、決して忘れてはいけない名脇役です!
配役が情報解禁になりました!
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にて、ホグワーツ特急の車内販売魔女(Trolley Witch)を演じています。映画にも登場したおばあちゃん魔女です。絶対に掴みたいと全身全霊でオーディション挑んだ役。演じることができて本当に嬉しいです。#舞台ハリポタ #呪いの子 pic.twitter.com/n0A5qcz4u0
— 薬丸夏子 Natsuko Yakumaru (@yakumarumba) June 22, 2022
ハリポタ舞台感想:演出編
今回の舞台に向けて、全面リニューアルした『TBS赤坂ACTシアター』
魔法を使う場面、舞台の装飾、大道具、小道具まで、見どころがいっぱいでした!
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魔法がいっぱい!
最初から最後まで、魔法がいっぱい!
まるで、本当に魔法を使っているのかと思うような仕掛けがいっぱいでした!
CGじゃないのに、どうやって?
今回の舞台で、大きな役割を果たすタイムターナー。
タイムターナーを使って時間移動するときに、時空がゆがむ?んです!
この目で実際に見ているのか、CGを使った映画を見ているのか、わからなくなるような不思議な体験!
あの感じ、どうやってるの???
ステアラと違って回転するわけじゃないけど、完全に体感型な作品。タイムターナー後の視界が歪むシーン(衝撃波みたいな残響付き)もすごいし、ディメンターに魂吸い取られそうにもなる。二幕であるシーンに遭遇した時、これは確かに専用劇場必要だわ、って心から納得した。あれは怖かった… pic.twitter.com/VGD0HPZcA7
— 静 (@sei_shizuka) June 17, 2022
お馴染みの、電話ボックス。
本当に、映画見たいに「スルッ」と入っていっちゃうんですよ!
マジで魔法?
こちらも、暖炉に一瞬炎がワッとついて、その後にスルッと人が出てくるのです!
本当の炎ですよね?
これも、どういう仕組みなの?!
お互いに、愛する息子のためなら喧嘩もしちゃいます!
呪文に合わせて、杖から放たれる光線!
相手の体が宙に浮いたり、椅子が宙を舞ったり。
タイミングばっちり!
本当に魔法を使ってるようです!
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こちらもお馴染みのポリジュース薬。
こちらの種明かしは、「二人羽織方式」なのですが、それでもスゴイと思わせてくれました!
そして、マジでマズそうで、痛そうでした(笑)
効果的な「階段」
最初から最後まで、何度も効果的に使われていた「階段」。
原作の中でもホグワーツ城の中に「移動する階段」が出てきて、寮生たちを困らせますよね。
その階段のイメージがもとになっていると思われる「階段」が、ホグワーツのお城の中、ハリーポッターの家など、違う場面へと設定を変えることに一役買っています。
それが、本当によく考えられていて、シンプルな演出なのにとっても効果的で。
流れるような、キャストの動きも、目が回りそう?!
あ~うまく表現できません!
これは、実際に見て確認してください!
三大魔法学校対抗試合
アルバスとスコーピウスが過去にさかのぼり、三大魔法学校対抗試合の結果を変えようと奮闘します。
合計3つの課題があるのですが、それぞれの画面の演出が素晴らしかった!
まずは、ドラゴンとの対決ですが、実際にはドラゴンは出てきません!
でも、ちゃんとドラゴンがいた!と思えましたよ!
さらに、湖での対決!
これも、ちゃんと水に潜るんです!
文章では、説明できない(笑)
しかも、観客も湖の中にいるという視線で、ちゃんと水の中の様子が見れるんです。
そして、実際にキャストは水の中に潜っちゃいますし、水から上がってきます!
ビチョビチョです!
最後の迷路も、シンプルなんですが、ちゃんと迷路なんです!
また、どの場面でも、変わり目が実に素早く、何より静か!
どれも、言葉では説明できません!
まとめ
今回は、舞台『ハリーポッターと呪いの子』のプレビュー公演について、感想レポートを書かせていただきました。
6月22日のプレビュー公演(夜の部)は、プレビュー公演初日から数えて6公演目。
まだまだキャストの皆さんもスタッフの皆さんも、試行錯誤されている段階なのかもしれませんが、すでに完成度の高い公演だったように思います。
当たり前のことですが、舞台の様子を写真撮影することもできませんし、感想を文章だけでご説明するのはとても難しいです!
でも、少しでも舞台の魅力がお伝え出来たなら、嬉しいです。
そして、ぜひ実際に見ていただきたいと思います!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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