プロ車いすテニスプレーヤーの小田凱人選手は、2023年になって超絶好調に大活躍中!
2023年4月に高校2年生になった小田凱人選手ですが、高2になってすぐにグランドスラムのひとつである全仏オープンに史上最年少で初出場し優勝!
その結果、世界ラインキング1位のタイトルをとりました!
さらに、2023年7月16日には、2つ目のグランドスラム・ウィンブルドンでも初優勝!
こちらも、史上最年少での達成となりました。
そんな世界中を震撼させている小田凱人選手の年収(年俸)や賞金にフォーカス!!!
小田凱人選手がプロになったのは、2022年の春。
2023年7月現在では、プロになってから1年4カ月ほどしかたっていませんが、年収(年俸)や賞金はどのくらい???
■小田凱人は2022年春にプロ転向で年俸は?
■小田凱人の2022年の賞金総額は?
■小田凱人の2023年の賞金総額予想!
■小田凱人/世界ランキング1位になったらお金もらえる?
■小田凱人のスポンサー契約は?
■“テニス”と“車いすテニス”の格差

小田凱人は2022年春にプロ転向で年俸は?
小田凱人選手は、2022年春に高校生となりました。
そして、高校進学と同じ4月にプロ転向を発表!!!
所属した東海理化電機製作所」(通称:東海理化)からの年俸は400万円程度ではないかと予想します。
小田凱人選手が契約を交わしたのは、トヨタグループの大手自動車部品メーカーである「東海理化電機製作所」という会社です。
小田凱人選手は愛知県のご出身なので、地元の企業と契約されたのでしょうね。
東海理化は、小田凱人選手以外にも、同じく車いすテニスの諸石光照選手や、車いす陸上(800m/100m)の金涌貴子選手のスポンサーにもなっています。
東海理化は、年俸以外にも、小田凱人選手の普段の練習場所などの環境整備についての援助や、選手生活をする上で必要な経費のサポートもしてくれているのではと思います。
しかし、車いすテニスのプロ選手たちの年俸については、公表されているような正確な数字はないものの、新卒のサラリーマン程度なのではという声がありました。
つまり、私たちが普段からよく目にするプロのスポーツ選手、例えばプロ野球選手やJリーガーのような高額な年俸・年収がもらえているわけではなさそうです。
特に、普通?のプロテニス選手と比べると、かなりの差があるようです。
※その辺りについては、後ほど詳しくご紹介します。
そのような情報から推測し、所属している東海理化からの年俸は、400万円程度と予想しました。
ただし、小田凱人選手の収入源は、所属会社からの年俸だけではありません!
というわけで、試合に参加し、その戦績によって得られる「賞金」についても、調査していきます!
小田凱人の2022年の賞金総額は?
小田凱人選手の2022年の賞金総額は、「400万円~450万円」と予想しました。
先ほどご紹介した年俸と合わせると、小田凱人選手の年収は800万円~850万円ほどと予想されます。
小田凱人選手の2022年4月~12月を振り返ると、主に以下のような成績を残しています。
それぞれの賞金について、過去の情報などから予想してみました。
2022年5月 | 全仏オープン/ベスト4 | 約100万円 |
2022年10月 | 楽天ジャパンオープン/準優勝 | 約100万円 |
2022年11月 | 年間王者決定戦(NECマスターズ)/ 優勝 | 約200万円 |
つまり、年俸400万円+賞金400万円で、年収で考えると800万円~850万円という計算です。
小田凱人の2023年の賞金総額予想!
この記事を書いているのは2023年7月ですので、また1年の半分を過ぎた頃ではありますが、2023年のこれまでの小田凱人選手の活躍ぶりから、2023年は昨年2022年の収入を大幅に超えることは間違いないでしょう!
小田凱人選手の2023年の戦績と予想賞金額をまとめてみます!
2023年7月16日ウィンブルドン優勝を決めた時点で、賞金の累計だけで2280万円???
さらに、年内に予定されている全米オープンや楽天ジャパンオープンなどでも好成績を残せれば、年俸と合わせて最終的な年収が4000万円くらいになる可能性も???
2023年1月 | 全豪オープン/準優勝 | 約220万円 |
2023年3月 | Georgiaオープン/準優勝 | 約100万円 |
2023年3月 | Cajun Classic/優勝 | 約100万円 |
2023年4月 | 天皇盃ジャパンオープン優勝 | 約150万円 |
2023年6月 | 全仏オープン/優勝 | 約880万円 |
2023年7月 | ウィンブルドン/優勝 | 約830万円 |
2023年9月 | 全米オープン/??? | |
2023年10月 | 楽天ジャパンオープン/??? | |
2023年11月 | 年間王者決定戦(NECマスターズ)/ ??? |
また、大きな大会で優勝をした場合に、所属している企業から報奨金がボーナスのような感じで支給されることもあるようです。
2022年に国枝慎吾選手が四大大会(全豪・全仏・全米・ウィンブルドン)全制覇など素晴らしい成績を残されたことで報奨金を支払われました↓↓↓
さらに所属先の「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは四大大会全制覇と「生涯ゴールデンスラム」を達成した快挙をたたえ、報奨金2000万円を支払うと発表し、合わせて3000万円超の「特別ボーナス」となった。
国枝慎吾選手の上記の報奨金は、長年の戦績や日本の車いすテニス界に与えた影響なども加味された金額だとは思います。
しかし、小田凱人選手が2023年下半期も上半期のような調子で結果を残していけば、特別に報奨金が支給される可能性は高いのではと思います!!!
小田凱人/世界ランキング1位になったらお金もらえる?
小田凱人選手は、2023年6月に全仏オープンで優勝したのを受けて、世界ランキング1位のタイトルも取ることが出来ました!!!
では、そのご褒美?として、テニス協会などから報奨金などがもらえたりするの???
この問いかけに対する答えは、見つけることが出来ませんでした。
世界ランキングが1位になったからといって、その対価がどこからか支払われるということは無さそうです。
強いて言うならば、所属している企業から報奨金がもらえたり、翌年の年俸がアップする、スポンサーとの契約料がアップする、といったところではないでしょうか。
小田凱人のスポンサー契約は?
契約している企業からの年俸と、戦績による賞金以外に、スポンサー契約による収入というものも考えられます。
2023年7月現在、小田凱人選手とスポンサー契約をしているのは、以下の通りです。
日本生命
日本生命は、2023年4月28日に記者会見を開き、小田凱人選手とスポンサー契約を結んだことを公表されました。
こちらの動画では、小田凱人選手のプロフィール紹介に続いて、日本生命との記者会見の様子を見ることが出来ます。
株式会社ITC・SDCグループ
株式会社ITC および SDC グループは、2023年5月1日に小田凱人選手とスポンサー契約を結んだことを公表されました。
こちらの会社は、テニススクール施設を運営する神戸にある会社です。
テニススクール施設を運営する 株式会社ITC および SDC グループ (本社:兵庫県神戸市長田区、代表取締役:諏澤誠治)は、 令和5年5月1日 車いすテニスで世界の頂点を目指す新星 小田 凱人(おだ ときと)プロとスポンサー契約を締結いたしました。
“テニス”と“車いすテニス”の格差
今回の記事で、小田凱人選手の年収(年俸)や賞金について、推定金額をまとめてみました。
その中で、「プロテニス選手」と「プロ車いすテニス選手」の格差について、知るところとなりました。
その格差について取り上げている記事を、いくつかご紹介します↓↓↓
車椅子テニスの場合、4大大会の1つである全豪オープンが優勝賞金約600万円だ。
これが通常のテニスだと3億円、1回戦敗退でも約500万円の賞金が出るのでその差は歴然としている。
引用元:SPAIA(2017.4.5付)
錦織選手の年収は約34億円と言われていて、アメリカのフォーブス紙が発表する「世界のセレブ100人」では日本人で唯一のランクインを果たしている。
これに対し、車椅子テニスで世界1位に君臨したこともある国枝慎吾選手の年収は4000~5000万円程度なのだ。
正式な公表はないので推定額となるが、世界1位までのぼり詰めたグランドスラム達成者の収入でさえ、錦織選手が得ている年収の約1.4%だ。
引用元:SPAIA(2017.4.5付)
↑こちらの記事は、少し古いので2023年現在の錦織圭選手の年収はこの数字とは違うと思われます。
しかし、この記事が書かれた2017年の時点で、錦織圭選手と国枝慎吾選手の差がこれだけあったのは事実でしょう。
2023年6月・7月に、小田凱人選手は全仏オープンとウィンブルドンで優勝されました。
特別にテニスのファンでなくても聞いたことがあるような、超有名な大きな大会でタイトルを取ったわけですが、その賞金だけを比べても、びっくりするような差があります。
※賞金の金額については、日本円に換算する際のレートの変動の影響があります。
2023年全仏オープン男子シングルス優勝 | ノバク・ジョコビッチ | 3億4270万円 |
2023年全仏オープン男子シングルス準優勝 | キャスパー・ルード | 1億8200万円 |
2023年全仏オープン男子シングルス1回戦敗退者 | 1020万円 | |
2023年全仏オープン男子車いすシングルス優勝 | 小田凱人 | 880万円 |
2023年ウィンブルドン男子シングルス優勝 | カルロス・アルカラス | 3億3000万円 |
2023年ウィンブルドン男子シングルス準優勝 | ノバク・ジョコビッチ | 1億7325万円 |
2023年ウィンブルドン男子車いすシングルス優勝 | 小田凱人 | 830万円 |
大会側も、この差について問題視していて、その差を縮めようと対応しているようです↓↓↓
大会は「選手間の分配をより均等にすることを目的に、男女シングルスの1回戦敗退者への賞金と、予選、車椅子テニス、クアード競技での授与額を大幅に増額した」と発表。
【2023年全仏オープン開始前の会見で】
「大幅に増額した」のに、ここまでの格差があるんですね。
「テニス」と「車いすテニス」では競技人口の差も大きいですし、テレビなどメディアの取り扱いも全く違うので、経済効果が全然違うと言われたら、その通りなのは認めざるを得ません。
今回の小田凱人選手の活躍ぶりは、日本では地上波では見ることが出来ませんでした。
多くの日本人は、ニュースで小田凱人選手の優勝を知り興味を持ったとしても、試合を見ることが出来ないのです。
確実に「儲かる」ものでないと、大手メディアでは取り上げられない。
多くのマイナースポーツが抱えているジレンマが、ここにもありますね。
多くの人が、簡単に見ることが出来る状況にならないと、ファンも増えないし状況は変わらないのではと思います。
とっても切なく悲しい気持ちになりました。
そして、何とかして、この差が少しでも縮まれはいいのになと思いました。
皆さんは、どのように感じましたか?
まとめ
2022年春に高校生になったのを機に、車いすテニスのプロ選手になった小田凱人選手。
2023年になり、グランドスラムでの優勝も果たし、念願の世界ランキング1位となりました!
そんな、飛ぶ鳥を落とす勢いの小田凱人選手の年俸や賞金など、お金にまつわる情報をまとめてみました。
2023年4月に高校2年生になった小田凱人選手が、この好調さをキープしてさらに素晴らしい戦績を残していかれますように!!!
パリパラリンピックに向けても、大いに期待できそうです!
さらに、今回の記事作成の為に情報を調べる中で、“プロテニス選手”と“プロ車いす選手”との収入格差についても、知ることができました。
どちらも、私たち観客に感動をくれる素晴らしいアスリートですので、何とかしてその格差がなくなっていけばいいなと思いました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

コメント