ラグビー日本代表に外国人が多い理由は?ルールを調査&賛否の声まとめ | トマト★ジャーナル

ラグビー日本代表に外国人が多い理由は?ルールを調査&賛否の声まとめ

スポーツ

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2023年9月8日から、ラグビーのワールドカップがパリで開幕します!

今回のワールドカップに向けて、日本代表メンバーも正式に発表されましたね。

しかし、そのメンバーの中に外国人選手が多いことが話題になっています。

 

なぜ、日本代表チームなのに、外国人選手がこんなにも多いのでしょうか。

 

外国籍の選手が日本代表に選出される時の人数制限や選出資格などについて、規定(ルール)ではどのように決められているのでしょうか。

外国人選手が多いことに対する賛否の声についても、まとめてご紹介していきます!

▽この記事でわかること▽
■ラグビー日本代表に外国人が多い理由は?
■代表チーム外国人選出のルールを調査!
■ラグビー日本代表に外国人が多いことへの賛否の声
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ラグビー日本代表に外国人が多い理由は?

ラグビー日本代表に外国人が多い理由を、多方面からまとめてみました。

早速、ご紹介していきますね!

 

日本国籍をもっていなくてもOKだから

ラグビー日本代表に外国人が多い最も大きな理由。

それは、日本国籍を持っていなくてもラグビー日本代表になることができるからです!

 

いくつかの条件を満たせば、日本国籍が無くても代表になることが可能なのです。

※代表に選ばれるための規定の詳細は、後ほどご紹介します!

 

実は、日本人から見たら「ガイジン」と思っている選手の中には、日本に帰化している人もいます。

つまり、日本国籍を取得している選手です。

日本国籍を取得しなくても日本代表になれるのに、それでもあえて「日本人」になってくれているんです!

ますます、日本に対する愛を感じますよね。

 

しかも、きっと「こんなに多くの人が帰化してるの???」と驚かれると思います!

これだけの人が「日本人」なのですから、本当の意味での「外国人選手」がそれほど多くないことがわかります!!!

 

【ラグビー日本代表に選出されたことがある帰化選手】

■リーチ・マイケル

■中島 イシレリ

■トンプソン・ルーク

■ヴァル・アサエリ愛

■ツイ・ヘドリック

■レメキ・ロマノラヴァ

■ラファエレ・ティモシー

■ヘル・ウヴェ

■松島 幸太朗

■具 智元

※他にも該当される選手がいるかもしれません!
分かり次第、追記いたします!

皆さんがよくご存じの、マイケル・リーチ選手は、帰化をしているので日本人です。

また、松島幸太朗選手は、お父さんがジンバブエの方でお母さんが日本人。

父親の故郷・南アフリカ生まれで、子供の頃に日本国籍を取得されています。

 

外国人枠の人数制限がないから

ラグビー日本代表に外国人が多い理由の2つ目。

それは、代表チームの人数のうち、外国人選手枠の人数制限がないからです。

つまり、上限数が決まっていません!

これ、結構衝撃の事実ですよね???

 

大きな盛り上がりを見せているバスケットのワールドカップ。

2023年8月25日から、沖縄で開催されていますね。

今回のバスケの日本代表では、ジョシュ・ホーキンソン選手が大活躍されています!!!

でも・・・実は、ジョシュ・ホーキンソン選手も帰化されているので「日本人」なのですよ!

 

バスケットボールでは、チーム内にしめる外国人選手の人数について細かい規定があります。

その一部を、参考までにご紹介しましょう。

【高校バスケ】
外国人選手(学生)のルールは実際に学校に在籍し学習活動を行っていて、尚且つ卒業を目的にして4月に入学した生徒と決められています。

試合へのエントリーは、最大で2人。
オンコートは1人と決まっています。

引用元:スポジョバ

 

【Bリーグ】

Bリーグでは、外国籍の選手のベンチ入りは3人、オンコートは各クォーターで2人までと決まっています。

また、2020‐21シーズンよりアジア特別枠選手制度が導入され、帰化選手とアジア特別枠選手のいずれか1名がベンチ入りできるようになっています。

この帰化選手とアジア特別枠選手は、外国籍選手とは別枠で各クォーターどちらか1名が試合に出ることができます。

したがって、最大で外国人の選手は同時に3人までコートに立ってプレーすることが可能です。これを「コートオンスリー」と言います。

引用元:スポジョバ

 

その他のスポーツでも、多くの場合、日本代表になるために、細かいルールが定められています。

でも、だからこそ、そのルールをきちんと守っているのであれば、まったく問題ないのではないでしょうか。

 

 

体格の良さが有利になりやすいスポーツだから

ラグビー日本代表に外国人が多い理由の3つ目。

それは、体格の良さが有利になりやすいスポーツだからです。

 

体のぶつかり合いが激しいラグビーでは、「体格が良い選手」というのはとても有利になりやすいスポーツと言えます。

もちろん、ポジションによっては小柄な選手もいますが、コンタクトスポーツですので、背が高いだけでなく、強靭な身体が必要となります。

だからこそ、強いチームを目指そうと考えると体格の良い選手をチームに加えたいと考えますよね。

日本国籍を持たなくても日本代表に起用できるのであれば、体格が良い外国人選手を多くチームに迎え入れようとする事は、自然の流れなのかもしれませんね!

 

ただ、最近では、日本人でも海外の選手に負けないような体格の選手が出てくるようになってきています。

バスケ日本代表を見ても、2mを超える高身長の日本人が活躍されていますよね!

ですから、体格の面では、今後、日本人と海外の方との差はなくなっていくと思います。

 

日本ではまだマイナースポーツだから

ラグビー日本代表に外国人が多い理由の4つ目。

それは、日本では、まだまだラグビーがマイナースポーツだから。

 

だからこそ、まだ海外の選手にサポートしてもらわないと、世界とは戦えないのかもしれません。

 

2019年に日本で開催されたワールドカップがきっかけで、以前よりも人気が出てきたものの、公立の中学校や高校では、まだまだラグビー部は少ないまま。

ラグビーが盛んな国のように、幼い頃から楕円形のボールで遊ぶという経験はほとんどありません。

ですから、そのような環境で育った選手たちのように「ラグビーが身体に染みついている」ような選手がなかなか育ってこないという現実があります。

 

もちろん、毎年行われている高校ラグビー日本一を決める「花園」は、高校野球の「甲子園」には及ばないものの、盛り上がりを見せています。

大学ラグビーも、人気があります。

社会人リーグも、2022年から「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE」として生まれ変わり、新しい取り組みが始まっています。

日本人で、海外でプレーする選手も、まだ少ないながらも増えてきています。

とはいえ!

まだまだ、というのが現状でしょう。

ですから、今後、ラグビー人口が増えていくことで、色々な問題が解消されていけばいいなと思います!

 

海外選手が多いのは日本だけじゃない

外国人選手が多いのは、実は日本代表だけではありません。

2015年のワールドカップでは日本を含めた6チームにおいて、外国出身選手が10人を超えていたのです!

つまり、チーム強化のために外国人選手の起用を行っている国は、日本だけじゃないんです!

つまり、そもそも海外の代表チームも、「自国の選手だけでチームを編成しようと考えていない」と言えそうです!

 

代表チーム外国人選出のルールを調査!

先ほど、いくつかの条件を満たせばラグビー日本代表は日本国籍を持っていなくても代表選手になれると述べましたが、ラグビーにおける代表規定は以下のようになっています。

 

ワールドラグビー競技に関する規定

「国の代表チームでプレーする資格」条件

・当該国で出生している。

・両親・祖父母の1人が当該国で出生している。

・プレーする時点の直前60ヶ月継続して当該国居住地としていた。

引用:JAPAN RUGBY

 

つまり、選手自身や家族が日本で生まれるなどの縁がなくても、「60か月=5年間」日本に住めば、日本代表選手になれる条件が満たされるのです。

 

つまり、「国籍」は不問なんです!!!

国籍ではなく、「どこで生まれたか」「どこに住んでいるか」が重要視されるということですね。

 

さらに、代表選手になれるのは、1か国においてのみというルールもあります。

つまり、ある国の代表としてプレーした選手は、それ以後は他国の代表選手になることは出来ません。

ということは!

国籍や出身地がどこであっても、一度日本代表として戦ってくれた選手たちは、もう母国の代表チームには一生入れないということ。

これって、めちゃくちゃ大きな決断だと思いませんか?

 

日本の代表としてプレーするということは、自分のラグビー人生を日本に捧げてくれていることなのです!

これは、どこの出身の方だったとしても、日の丸を背負って戦ってくれているということですね!!!

 

この規定は、ワールドラグビーという協会で決まっているもの。

ですから、日本だけでなく、世界のどの国でも同じルールで代表選手の選抜が行われています。

 

 

では、どうしてラグビーの代表規定は国籍重視ではなく、出生場所や移住場所を基準にしているのでしょうか?

 

そこには、ラグビー発祥の地の大英帝国の歴史と関係がありました。

「大英帝国はオーストラリアや南アフリカなど多くの植民地を抱え、そうした植民地にルーツを持ちながら英国本国に暮らす者もいた。

彼らの中にはラグビーを楽しむ者もおり、本国の代表チームに入ることを望む、あるいは周囲からそれを望まれたケースもあったのだろう。

植民地出身者が本国代表になることを認めるか否か、決める必要が生じた」

引用元:shiRUto

 

植民地が多かった大英帝国では、様々な国にルーツを持つ人が生活していた事から、自国の代表選手の選考基準をどのように定めるか決める必要があったのですね。

 

そして「出生・居住」を重視し、国籍を重視しない代表規定が、今から約1世紀以上前につくられたそうです!

 

その後、「ワールドラグビー」に多くの国々が加盟するに伴って、この規定は世界的なスタンダードになりました!

そういった歴史的背景があると知ると、日本代表の中に外国人が多いことにも納得できるのではと思います。

 

ラグビー日本代表に外国人が多いことへの賛否の声

他の競技と比べると、どうしても外国人選手が多いことが目立ってしまうラグビー日本代表。

世間の皆さんは、この件に対してどのような反応なのでしょうか?

賛否の声を調べてみました。

 

賛成意見

まずは、ラグビー日本代表に外国人が多いことに「問題はない」と賛成されている方の意見をピックアップしてみます!

出身国や国籍が様々な選手たちは皆、日本代表という事に誇りを持って戦っている。

その気持ちを知ったら批判なんて出来ない。という意見ですね。

先ほどもご紹介したように、日本代表に入ったことで、もう母国の代表には一生参加できないわけです。

それでも、日本という国を選んでくれていると思うと、その熱い想いに胸が打たれます。

 

また、元日本代表の五郎丸歩選手も、2015年9月20日に以下のようなX(旧Twitter)を投稿されています↓↓↓

 

また、ラグビー日本代表は、ラグビーの練習だけでなく、合宿中に日本文化を学ぶ時間をしっかりと確保していることでも知られています。

特に、「君が代」については、その歌詞の意味を学び、「ただ暗記するのでは足りない」と日本のことを知ろうとしてくれています↓↓↓


「君が代」については、複雑な背景もあり色んな意見を持っている方がいるとは思います。

しかし、とりあえず今はそのことは横に置いておいて、ただただ、日本を理解しようとしてくれている選手の皆さんは素敵だなと思いました。

 

こちらの書き込みでは、先ほどご紹介したように「日本チームだけじゃない!」ということをご紹介してくれています↓↓↓

「上記の資格で外国人を入れているのは日本だけではなく、サモア、ウェールズ、トンガ、フランスなど多くの強豪国が10人前後の外国人を登録しているので、それらの国が外国人を除いて戦った場合と日本との比較だと一概に(日本が)弱いとは言えないかもしれません。」

引用元:Y!知恵袋

 

多くの強豪国も、外国人選手に関するルールを守ったうえで、外国人をチームへ迎え入れています。

そもそも、ラグビー協会で認められているルールに則っているので、日本も他の国も、何も問題はない。

むしろ少ないくらいだという意見ですね。

 

確かに、日本人と外国人とでは体格など見た目が大きく異なるため、目立ってしまうということなのでしょう。

例えば、フィジー代表の中にトンガの選手がいても、多くの日本人は気付かないと思います。

「知らないだけ」ということも多いのです!

 

否定的な意見

一方で、ラグビー日本代表に外国人が多いことに否定的な意見を持っている人たちもいます。

<半分も外国人なのに日本代表って違和感ありすぎ>

 

<勝つためなら全員外国人引っ張って来いよ。

どうせ勝てないんだから全員日本人でやればいい>

 

<日本国籍無いのに代表になれるスポーツなんか、応援する気も起きん>

W杯のたびに噴出する批判である。

引用元:文春オンライン

 

外国人頼りのチーム構成になってしまうと、いつまでたっても世界で通用するレベルの日本人選手が育っていかなくなってしまうという意見。

ごもっとも、と思う気持ちもありますよね。

日本のラグビー界で「日本人選手を育てていきたい」という視点からの意見です。

 

ただ、同じ味方チームに海外からのすごい選手が入ることで、周りの選手は多くのことを学ぶことが出来るので、メリットが大きいと聞いたこともあります。

 

海外選手がいることで、日本選手が育たないのか、逆に良い影響を受けて日本選手も進化できるのか。

 

それは、どのようにアプローチするか、どのように海外選手を活かすかにかかっていると言えそうです。

 

古くからのラグビー代表規定で外国出身選手の代表起用が認められているとはいえ、まだまだ日本代表=日本国籍というイメージは強いですよね。

ですが、国籍や出身地が違う選手たちが同じ目標に向かって団結して戦っていく姿には感動を覚えるのではないでしょうか?

どの選手も国の代表として誇りを持って戦っている事には変わりありませんよね!

 

まとめ

今回は、ラグビー日本代表にどうして外国人選手が多いのか、その理由や選抜のルールについて調べました!

 

ラグビー日本代表に外国人選手が多い理由は、日本国籍を持っていなくてもラグビー日本代表になることができ、日本人よりも体格が優れている外国人選手を起用しやすいからです!!

 

また、ラグビー日本代表に特に外国人選手が多いという事ではなく、ラグビーという競技に関しては国籍を重視しない代表規定があり、日本以外にも外国人選手が多い国もたくさんあることが分かりました!

 

ラグビーで国の代表選手になる為に必要な条件は以下の3つです。

■当該国で出生している。

■両親・祖父母の1人が当該国で出生している。

■プレーする時点の直前60ヶ月継続して当該国居住地としていた。

 

大英帝国の歴史の影響で、1世紀以上前からこの規定が作られ、現代まで続いているのですね!

 

多くの日本人にとって、日本代表=日本国籍の選手というイメージがあります。

いわゆる「島国」だからこそ、そのような感覚があるのは事実ですよね。

 

ですから、多くの外国人を擁するラグビーの日本代表に対して、否定的な意見もあります。

しかし、賛成意見も多くありました。

 

一度ある国の代表としてプレーすると、自分の出身国を含めた別の国の代表になることは出来ません。

ですから、どこの出身の選手でも、日本代表としてプレーする選手は、日本の代表としての誇りをもって戦ってくれています。

パリでのラグビーワールドカップは、2023年9月8日に開幕します!

 

まずは決勝トーナメント出場に向け、頑張って欲しいです!!!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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