東京農業大学の陸上部に、大学駅伝界から大注目されている選手がいます。
それが、東京農業大学の前田和摩(まえだ かずま)選手です。
2023年4月に東京農業大学に入学した前田和摩選手は、2023年10月14日に行われた「第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(通称:箱根駅伝)予選会」に出場。
1年生ながら、日本人トップでゴールしました!
そして、その翌月、11月5日に行われた「全日本大学駅伝」では2区を走り、区間3位という成績でした。
驚いたのは、タスキを受け取った後、前を走る選手6人を抜く見事な快走!!!
2023年入学のルーキー選手の中で、最も注目を集めている選手と言っても過言ではありません。
今回の記事では、そんな前田和摩選手の高校時代や中学時代を調査!
陸上を始めるきっかけなどについても、ご紹介していきます!
■前田和摩は報徳学園高校出身!
■前田和摩の中学時代について
■前田和摩が陸上を始めたきっかけは?
■前田和摩のプロフィール
前田和摩は報徳学園高校出身!
前田和摩選手は、兵庫県西宮市にある私立・報徳学園高校出身です。
在籍していた期間は、2020年4月~2023年3月です。
「報徳学園」と聞くと、高校野球でお馴染みの高校ですよね。
他にも、サッカーやラグビー、そして駅伝の強豪校としても知られていています。
前田和摩選手の高校時代の主な成績はこちら。
高校1年生(2020年度) | 兵庫県高校ユース陸上 阪神地区予選 5000m |
1年男子1位 |
高校2年生(2021年度) | 兵庫県高校駅伝1区 | 区間1位 |
高校3年生(2022年度) | 兵庫県高校駅伝1区 | 区間2位 |
近畿地区高校駅伝4区 | 区間1位 | |
〃 | 全国インターハイ5000m | 4位(日本人トップ) |
高校1年生の時から3年間、ずっと好成績を残していることが伺えますね。
5000mのタイムだけをとっても、高校時代の3年間で飛躍的に成長しているのがわかります。
高校3年生で出場したインターハイの5000mでは、自身の4月のタイムには届かなかったものの、日本人トップの4位となり、一気に世代のトップランナーへと躍り出ました。
そんな順調に成長していったように見える前田和摩選手ですが、報徳学園高校に入学した当初は、名門・報徳学園の練習についていくのに必死だったと言います。
その結果、怪我による苦い経験もしています。
毎日、レベルの高い先輩たちの練習に必死に食らいついていくうちに、気づいたときには疲労骨折をしていたのです。
どんなスポーツでも言えることですが、自分のレベルにあった練習をしないと、それは大きな怪我につながってしまいます。
そして、一度怪我をしてしまうと、当然のことながら、その後しばらくは練習にも参加できません。
この時の怪我の経験で、前田和摩選手は「陸上への向き合い方」を学んだようです。
大学生になった今も、当時を振り返り、以下のようにコメントされています。
「あのときは、しばらく走れませんでした。
あれほどもったいない時間はなかった。
~中略~
ケガなく練習を続けるほうが絶対に力はつくと思います。
焦らずに継続することが何よりも大事。
高校1年生の時の怪我で、多くのことを学んだのですね。
どんなに素晴らしい成績を残していた選手でも、1回の怪我で現役を引退するような結果になることもあります。
前田和摩選手には、大きな怪我無く、大学卒業後も日本を代表するアスリートとして、走り続けていただきたいです!
※高校時代の前田和摩選手の写真については、公式のものを見つけることが出来ませんでした。
代わりに、東京農業大学入学後のX(旧Twitter)をご紹介します↓↓↓
東農大・前田和摩スーパールーキーが2区区間新デビュー!「目に見える結果うれしい」/ #全日本大学駅伝
前田は「初めての学生駅伝は楽しかった」と笑顔を見せると、箱根駅伝に向けて「2区区間賞を目指したい」と堂々と宣言した。#東農大 #前田和摩
|月陸Online https://t.co/vVrFemPnRh— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) November 5, 2023
前田和摩の中学時代について
前田和摩選手は、兵庫県にある西宮市立深津中学校出身です。
中学時代は、陸上部ではなくサッカー部に所属されていました!
でも、入学当時、2つの部活のどちらに入るかとても悩んだそうです。
前田和摩選手は、小学校4年生の頃にサッカーと水泳を習い始めました。
特に、サッカーはとても楽しかったようです。
ですから、そのまま中学でもサッカーをしたいと思うのは、自然な流れだと思います。
しかし「陸上部かサッカー部か」で悩んだ理由は、小学校の高学年の頃に「もしかしたら長距離が得意かもしれない」と自覚していたからです。
現在はスーパールーキーと名を馳せる前田和摩選手ですが、実は小さな頃から運動が得意だったわけではありませんでした。
ご本人曰く「小学校3年生までは運動が苦手でマラソン大会でも最下位を免れる程度だった」そうです。
しかし4年生に上がる頃、サッカーと水泳を習うことに。
すると、それがきっかけで自然と基礎体力が向上し、それまででは考えられない校内のマラソン大会で10位という好成績を収めたのです!
この時初めて「もしかしたら長距離が得意かもしれない」と自覚したそうです。
その後、毎年行われる校内マラソン大会でどんどん記録を伸ばし、6年生では校内1位となっていました!
そのような経緯があり、どちらの部活に入るか迷ったのですね。
しかし、先ほどお伝えしたように、前田和摩選手が選んだのはサッカー部でした。
足が速いことは、サッカーをやる上でも大きな強みになりますよね。
中学3年間は、その足の速さを活かしたセンターバックのポジションで、サッカーに打ち込んでいたようです。
根っからの陸上エリートだと思っている人にとっては驚きのエピソードかもしれませんね。
前田和摩が陸上を始めたきっかけは?
中学時代はサッカー部に所属していたとご紹介しましたが、そんな前田和摩選手が高校から本格的に陸上を始めたきっかけはなんだったのでしょうか。
もちろん、小学生時代に「もしかしたら長距離が得意かもしれない」と思ったことも、きっかけと言えるでしょう。
しかし、その他にも、中学時代の経験が影響を与えているようです。
実は、前田和摩選手は中学時代サッカー部に所属しながらも、陸上部の先生に誘われ、助っ人として駅伝に参加していました。
陸上部の先生は、きっと前田和摩選手に陸上部に入部して欲しかったことでしょうね。
前田和摩選手自身、すぐに駅伝の魅力にはまったそうで、なんと平成30年度兵庫県中学校新人駅伝大会では、9分5秒のタイムで1区区間賞を取っています。
この頃から、すでに前田和摩選手の実力が開花していたと言えますね!
平成30年度 兵庫中学新人駅伝大会
◆男子区間賞
1区3.1km 前田 和摩(深津2)9:05
2区1.6km 脇田 幸輝(大池2)5:05
3区2.2km 吉田 翔(稲美北2)6:59
4区1.6km 大西 晴己(塩瀬2)、光田 晴希(大池2)5:17
5区2.2km 奥村 俊太(大池1)7:07
6区3.0km 長嶋 幸宝(氷丘2)8:32— muroya01 (@moroya0117_1982) February 16, 2019
というわけで、陸上の先生に誘われ、助っ人として駅伝に参加したことが、前田和摩選手が本格的に陸上を始めたきっかけになりました。
そして、助っ人として駅伝に出走していた様子が、偶然、報徳学園高校の先生の目に留まりました。
そのことが、中学卒業後に報徳学園高校に進学することへとつながります。
助っ人として駅伝に出たことで、前田和摩選手の運命が大きく変わったと言えるかもしれませんね。
前田和摩のプロフィール
前田和摩選手の出身中学や高校、陸上を始めたきっかけについてご紹介してきましたが、ここでは前田和摩選手のプロフィールを簡単にまとめてみました。
氏名 | 前田 和摩(まえだ かずま) |
生年月日 | 2005年1月16日 |
年齢 | 18歳 (2023年11月現在) |
出身地 | 兵庫県西宮市 |
出身小学校 | 情報なし ※可能性が高いのは、以下の2校。 ・西宮市立深津小学校 ・西宮市立瓦木小学校 |
出身中学校 | 兵庫県西宮市立深津中学校 |
出身高校 | 私立・報徳学園高校 (兵庫県西宮市/2023年3月卒業) |
現在の所属 | 東京農業大学 (2023年4月入学) |
血液型 | A型 |
身長 | 177cm |
体重 | 55kg |
家族構成 | 情報見つからず |
一気に頭角を現し、世代のトップランナーとなった前田和摩選手。
となると、やはりご両親やご兄弟もアスリートなのでは?と気になるところです。
そこで家族構成についても調査してみましたが、残念ながら詳細情報は見つけることができませんでした。
前田和摩選手の出身が兵庫県西宮市ですから、ご家族は今も西宮市内に住んでいる可能性が高そうです。
また前田和摩選手のインタビュー記事やSNSを見ると、必ず応援してくれる人たちへの感謝の言葉や大会の運営に携わっている人たちへの労いの言葉をかけています。
トップランナーとなってもおごらず、周囲への思いやりや感謝を忘れない前田和摩選手の素晴らしい人柄がうかがえます。
そんな謙虚な前田和摩選手ですから、きっとご両親の教えが素晴らしかったのではないでしょうか。
東京農業大学でスーパールーキーとしてチームを牽引する前田和摩選手の活躍を、ご家族みんなで喜んでいることでしょうね!
まとめ
今回は、東京農業大学のスーパールーキーとして注目を浴びている前田和摩選手について調べました。
前田和摩選手の出身高校は、駅伝の名門で知られる報徳学園高校で、中学校は地元の西宮市立深津中学校であることが分かりました。
元々はサッカー少年だった前田和摩選手は、中学時代にピンチヒッターとして呼ばれた駅伝に参加したことがきっかけでその魅力にはまり、今では世代のトップランナーとして大活躍しています。
前田和摩選手のご家族については、詳細な情報は得られませんでした。
しかし前田和摩選手の人柄からして、とても立派なご両親であることがうかがえます。
東京農業大学に入学され、快進撃を続ける前田和摩選手。
今後の活躍に期待が膨らみますね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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