2022年1月2日~3日に行われた第98回箱根駅伝で、復路10区を走っていた法政大学の選手が「ある地点」でコースから外れてしまいそうになるハプニングがありました。
その「ある地点」とは通称「魔の寺田交差点」!!!
この「寺田交差点」はどこにあるのでしょうか?
実は、この「寺田交差点」とは通称で、正式名称ではありません。
では、なぜ「魔の寺田交差点」と呼ばれているのでしょうか?
箱根駅伝の時だけ話題になる「寺田交差点」について、まとめてみました!
▽この記事でわかること▽
■「寺田交差点」はどこにある?
■「魔の寺田交差点」と呼ばれる理由は?
「寺田交差点」とはどこにある?
箱根駅伝のゴール地点の直前に「寺田交差点」はあります。
(サンケイビルのHPより引用)
選手たちは、この地図のほぼ真ん中にある道を、矢印のように下側から上側に向かって進みます。
ゴールは、地図上の赤いビル「サンケイビル」の左側付近です。
「寺田交差点」とは、そのビルの手前の赤い〇印のところです。
あまりに細かすぎる箱根駅伝、寺田交差点推しがしつこすぎて笑える。だがそれがいい#あまこま#寺田交差点 pic.twitter.com/3juzW9fOTh
— かわすむ (@ope26) December 11, 2019
「魔の寺田交差点」と呼ばれる理由は?
この交差点が「魔の寺田交差点」と呼ばれる理由は、ゴールを目の前にして、この交差点でコースをハズレてしまう(間違ってしまう)ことがあるからです。
選手は、この交差点を直進しゴールに向かうのですが、選手と伴走している白バイや中継車等は、この交差点で右折し、選手から離れます。
ここで選手と離れないと、白バイや中継車も、選手と一緒にゴールテープを切ることになってしまうからです。
しかし、ゴール直前まで走ってきた選手たちは、すでに疲労困憊。
最後の力を振り絞って、走っています。
ここまで、タスキを受け取ってからずっと、先導してくれているバイクや中継車と一緒に走ってきています。
ですから、ここでも先導車と同じように一緒に右に曲がってしまうことがあるのです!
そして、今回も、法政大学の最終ランナーが、ここで右に曲がりそうになってしまいました!
自分も「そっちじゃない〜!」と叫んじゃいました😄https://t.co/Og9zdNfZdN
— nakataro (@sternness08) January 3, 2022
法政の最後のランナー寺田交差点で曲がりかけてた
ちょっと笑ったけど20キロ以上目の前の運営車バイクに着いてって必死に走ってたら致し方ない部分もあるよな…#箱根駅伝— せがわ (@imagoro_segawa5) January 3, 2022
なぜ「寺田交差点」と呼ばれているの?
「寺田」とは、2011年箱根駅伝で國學院大學の10区を走った選手の名前。
その「寺田選手」が、今回ハプニングがあったこの交差点で、同じようにコースからハズれそうになったのです!
それ以来、ここを「寺田交差点」と呼ぶようになったそうです。
寺田交差点とは
10区ゴール前最終の交差点
先導の中継車につられて当時國學院1年の寺田(現JR東日本)が直進すべきところを右折、シード落ちしかけたためこう呼ばれる
並走する4校中1校がシード落ちする状況で、寺田はコースミスから復帰し集団先頭でゴール、國學院初のシード権を獲得した #箱根駅伝— しだっくす (@shida0930) January 3, 2022
とりあえず一回見とこう。 pic.twitter.com/CdlRDZLtjt
— たら (@ekiden__komazaw) January 3, 2022
実況アナウンサーにとっても、忘れられないハプニングだったようですね。
確かに、実況中に目の前でこんな事件が起こったら、声も裏返ります!
日テレ Going! Sports&News
実況アナが選ぶ箱根駅伝の1番②「1番 実況アナ 動揺」検索
平川アナ→寺田交差点からのテラダッシュw
蛯原アナ→一遍上人が水を取ってたw pic.twitter.com/mTpJ7BkBjE— 大学駅伝のトリセツ (@ekiden_boy_jp) December 16, 2018
今日の「事件」に対して、「寺田選手」も反応したようです!
10区、法政の川上選手がゴール前のコースを間違える事案発生。その場所とは2011年の箱根駅伝で4チーム中3チームが残り1kmでもシード権を争う横並びのデッドヒート。
國學院の寺田選手が間違えて右折したことから寺田交差点と名付けられた迷所。その寺田選手が今回のコース間違いに反応しとる。 https://t.co/LXu0xbKqle
— ねいちゃ ~秘密のデート (@Tigers_773) January 3, 2022
今回の法政大の場合は、前後に他の選手がいなかったため、順位にも影響はなく、数秒のロスだけ。
不幸中の幸いと言えるでしょう。
しかし、この「寺田選手」の時は、複数チームがラスト1kmでシード権が取れるかどうかのデッドヒート中。
この一瞬のミスが、大きく影響する展開でした。
見ている人たち全員が「あ~~~っ!!!」と声を上げたことでしょう。
まとめ
2011年の箱根駅伝で起きた「寺田交差点事件」!!!
なぜコースを間違うの?!とも思いましたが、あそこで先導車と一緒に右折してしまう選手の気持ち、わかりますよね。
さて、かの「寺田選手」は、あのような状態で後れを取ったものの、結局は挽回!
シード権を獲得したとは、あっぱれですよね。
あのミスにより、シード権を失ってたらと思うと、ゾッとします。
そして、今回の法政大の選手も、一瞬右折しかけましたが、すぐにコースに戻ることが出来ましたし、順位には影響なかったので、本当に良かったです。
それにしても、これは「選手側のミス」と言い切れるでしょうか?
多くの方がSNS上でも書いておられますが、これは大会運営者側・主催者側の責任と言えると思います。
来年以降は、こんなハプニングが絶対に起きないように、万全の対策をしていただきたいと思います。
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